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2006/03/18

WBC準決勝 3度目の正直で日本は韓国に勝てるか

日本時間の明日昼12時から行なわれる、ワールドベースボールクラシックの準決勝、日本vs韓国。

3月5日の1次リーグ、16日の2次リーグに続く3度目の戦いで、日本は韓国を倒すことができるか。

遡って1次リーグからの6試合を振り返ると、3勝3敗の日本に対して、6戦全勝の韓国の好調さが目立つ。

直接対決の2試合をみても、ともに終盤の8回に韓国が2点を奪って勝負を決めている。

しかしながら、今大会の日本と韓国のメンバーをみれば、決して日本が劣っているとはいえず、紙一重のところで韓国に軍配が上がっているように思える。

ならば、なぜ、その紙一重の戦いで、日本は2度とも負けたのか。

すべては、日本と韓国のプレーヤーの、心理状態の違いにあったのではないだろうか。

思えば1次リーグで対戦したときは、日本、韓国ともに2次リーグへの進出が決まっていた。

そんな状況の中でも、日本は「アジアNo.1として、韓国には絶対に負けられない」という気持ちを持って試合に臨んでいた。

一方の韓国は、「日本に追いついて、追い越したい。だからこそ、この試合を絶対に勝ちたい」という気持ちが強かったに違いない。

すなわち、1次リーグでの勝敗の分かれ目は、「負けられない」というパッシブ(受動的)なプレッシャーを感じていた日本と、「勝ちたい」というアクティブなプレッシャーを感じていた韓国との違いにあったのではと感じている。

さらに2次リーグでは、日本が「この試合に負けたら、準決勝進出は絶望的」という強いプレッシャーを持って戦っていたのに対し、韓国は「日本を7点以内に抑えれば、負けても準決勝に進める」という余裕を持ちながら戦っていた。

だから、0-0のまま終盤に進むにつれて、日本のプレーヤーの硬さが増していったのだろう。

しかしながら、次の試合では、この立場が逆転する。

日本が「一度は死んだ身だから、何も考えずに思いきり戦おう」と考えられるのに対して、韓国には「ここで日本に負けたら、これまでの2勝がムダになる」というパッシブなプレッシャーが芽生えるはずである。

とすれば、準決勝における終盤のアドバンテージは、日本の側にあるかもしれない。

ところで、準決勝の韓国は、1次リーグ、2次リーグで日本打線を抑えていた、パク・チャンホが投げられない。

これもまた、日本にとっては有利な流れであり、やはり苦手としている左腕ク・デソンが出てくる前に、なんとか2点差をつけておきたいところだろう。

そのために日本は、どんなスターティングメンバーを組むのだろうか。

各メディアの記事を見るかぎりでは、先の韓国戦で足首を痛めた岩村明憲の状態が良くないようで、ファーストに新井貴浩を入れて、サードに小笠原道大を持ってくる案が浮上しているようである。

なるほど新井なら、岩村の穴をカバーできる長打力があるから、そのまま6番に入れるなら最適かもしれない。

しかしながら、そのほかにも、サードに川崎宗則を回して、ショートにベテランの宮本慎也を使う手もあるのではないだろうか。

もともと川崎といえば、小久保裕紀がケガをして離脱していた2003年に、代役としてサードを守ってブレークしたプレーヤーである。

一方の宮本は、アテネ五輪でも5割を打った攻守のムードメーカーであり、1点が欲しいときの小技にも対応できる。

打順的には、今大会でやや不調気味の福留孝介を6番に下げて、攻撃のムードを作れる小笠原道大を3番に上げ、器用さのある宮本を7番に入れてみてはどうだろう。

1番・イチロー、2番・西岡剛、3番・小笠原道大、4番・松中信彦、5番・多村仁、6番・福留孝介、7番・宮本慎也、8番・谷繁元信、9番・川崎宗則。

投手陣については、中5日で準備している上原浩治に、準決勝以降の球数制限(95球)を目いっぱい使って、6回までの韓国打線を1~2点に抑えてほしいところである。

そして7回からは、メキシコ戦で2回を1安打に抑えている好調の和田毅を投入し、8回以降、和田がピンチに立たされた時点で、やや早めでも切り札・大塚晶則を投入すべきだろう。

いずれにせよ、日本は一度死んだ身である以上、今度の韓国戦ではムードを作れるプレーヤーを中心に、イケイケの野球を見せてほしいと思う。

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